プラス
絶賛落ち込み中の人には分からないと思うが、
結果的に破棄されてよかったことはたくさんあった。
これに私は早めに気づかされたお陰で比較的早めに立ち直り始めることができた。
まず友人の有難み。
私が泣きながら過ごしていると聞きつけて車で3時間もかかるところから駆けつけてくれたり。
遊びに積極的に誘ってくれたり。
眠れないときに朝になるまで電話に付き合ってくれたり。
正直私の友人がここまでしてくれるとは思っていなかった。
完全に失礼。
友人たちのことは大切にしていたつもりであったが、本当の意味で大切にしていなかったし、信じていなかったのだと思う。
その前に私は自分に自信がなかった。
どうせ私なんて大切にされる存在ではないと思いこんでいた。
今考えるとなぜそう思い込んでいたのか。謎である。
破棄をきっかけに、私は自分に自信が持てた。
これは大きな収穫であった。
それから親のとの確執。
私は父親が大嫌いだった。
子どもをいつまでも子どもだと扱い、ずっと存在を否定されて生きてきた。
そんな父親が嫌で遠いところでひとり暮らしを始めた。
しかし私の破棄後の対応がとても満足のいくものだったらしく、この事をきっかけに溝が少し埋まったのだ。
私のことを少し認めてくれたらしい。
こんな風に父親と話をできるようになるとは昔の私には考えられなかった。
こうやって自分の事を考えてくれる家族、友人がいる。
それだけで私のしてきたことは間違ってなかったし、自信をもって生きなければ、と思わせてくれました。